こんばんは!
監査法人のリクルート活動も終わり、先日新たに多くの新人会計士の方々が監査法人へと入社されました。
合格された方は本当におめでとうございます。
さあ、合格後の長期休暇も終わり、いよいよ4月から業務を開始する方も多いことでしょう。
いざ入社するといっても、
入社してから大きな失敗をしないか不安だ
入社してから何に気をつければいいか知りたい
今日は、そんな不安を解決すべく、入社後に気をつけたいことをまとめました。

Tomo
Follow @Tomo19025267 Big4勤務の公認会計士です。 外資系会社の監査を専門としています。 主に監査法人での業務内容について投稿しています。 趣味は、テニス・ダンス・ギターです☺️
監査法人入社後に気をつけるべきことは何?
監査法人入社後に気をつけることは、主に以下の2つに分けられます☺️
- 対社内で気をつけること
- 対クライアントで気をつけること
では、具体的にそれぞれ何を気をつければよいのかみていきたいと思います。
もくじ
対クライアントで気をつけたいこと
❶相手へのマナーに気をつけよう
公認会計士試験に合格される方は、大半が大学生であることが多いです。
難関資格である試験に晴れて合格したこともあり、新卒の頃は何かと自信に満ち溢れています。

と思う方もいるかもしれません。
しかし、入社初めての繁忙期になってくると、作業が多くなり、
相手への配慮に欠けることが多くなってしまうことが結構あります。


これは私が新卒時代に、実際に現場で体験したやり取りです。
一見、理不尽なようではあるのですが、監査法人業界ではよくあることです笑
新卒で社会人としてのマナーに欠けていた私は、ちゃんと仕事をしているだけなのに!と
ついイラッときてしまい、その後、無礼な応対をしてしまいました。
業務が忙しいのは、クライアントの方々も同じこと。
通常業務を進めながら、監査法人向けの資料も時間を縫って提出してくださっています。
理不尽なことがあっても、一度冷静になり、相手の立場になって考えてみましょう!
色々と見えてくるものがあるはずです☺️
Check!
クライアントとのやり取りにどうしても納得いかないことがあった場合は、
まずチーム内のマネージャーに相談してみましょう!
クライアントに直接不満をぶつけると、色々と関係性を悪くする恐れがあります。
あくまでも相手はお客さん。相手への配慮は常に持つように気をつけましょう!
❷ 新人であることを意識をしよう
若干、❶とかぶるところがありますが、
1年目の頃は自分が新人であることを意識してクライアントに接する心構えが必要です。
なんていったって会計の専門家として新卒だと見習い。
時には、なめられているな、信用されてないなというシチュエーションが必ずくると思います。
それもそのはず。
その道で何年も経理を担当していたベテランさんが、
大学卒業したてで前職もやったことのない新人会計士をはじめから信用していることは稀です。
8年目の会計士と1年目の会計士が同じことを言ったとしても、
捉えられ方に違いを感じることもあるでしょう。
でも、それに屈しないことが大切です。
ちなみに、

のように、現場に来て、いきなり上目線で指摘を行なった新人会計士がいたらしいのですが、
クライアントとの関係を悪化させるということで、すぐにチームから干されてしまったと噂に聞いたことがあります。。。
どういう反応が返ってくるのか、相手の立場を考えられていない結果ですよね😭
Check!
決してクライアントに指摘をするなということではありません。 むしろクライアントとのコミュニケーションは会計士としてのキャリアアップに不可欠です。謙虚な心持ちを持ってコミュニケーションをすることが大事なのです☺️
難関資格に合格したからといって、会計専門家としては見習いです。
謙虚な心持ちでクライアントに接しましょう!
対社内で気をつけたいこと
❶ 愚痴はほどほどに!
監査法人は広いようで狭い世界です。
良い評判ならばいいですが、悪い評判もすぐに回ってしまいます。
昔、他事業部の会計士の悪評が自分の耳まで人づてに伝わってきた時には身震いもいたしました。
噂は怖いなと。。。
特に、同じ職場の人の悪口、愚痴は言わないようにしておきましょう。
意外とすぐに本人の元に回ってしまうものです。
特に、飲み会の場ではついつい気分が高揚し、いらぬことを言ってしまうことがあります。
後々後悔することのないような発言を心がけましょう!
❷ プライベートは開示しすぎない!
これは先ほどの人の悪口にも繋がることなのですが、
あまり自分のプライベートを明かさない方がいいです。
特に恋愛ネタには気をつけてください。
特に男性は、飲み会のノリで、
- 今付き合っている彼女はいるのか?
- 過去何人と付き合ってきたのか?
と聞かれます。
そして、のちのちそのネタでいじられます笑
まあ、これをおいしいと思う人もいるでしょうが、
私は色々と嫌な思いをしました😭
また、監査法人では、社内恋愛もよくあり、無事結婚までいけばいいのですが、
途中で別れたともなると仕事にも支障が出てしまいます。。。
社内には口の軽い人は必ずと言っていいほどいるので、プライベートの開示には気をつけましょう☺️
Check!
プライベートを全て暴露しないことに越したことはないのですが、自分を知ってもらうことは大切です!
自己紹介はきちんと済ませ、自分がどういった人間なのかくらいは周りに印象付けておきましょう☺️
必要最低限以上のことは開示しないようにしましょう!☺️
❸ 学ぶ姿勢を忘れずに!
入社したての頃は、本当にわからないことだらけです。
仕事をやるたびにわからないことの確認を先輩にとらなければならず、
時には胡散臭がられたりすることもあるでしょう。
でも、入りたての頃は、何ごともがむしゃらに取り組んで行った方がいいです。
私は、入社したての頃、わからないことが多く、
先輩に聞いてもうまく仕事をこなすことができずに落ち込んでばかりいました。
でも学んだことは必ずノートにまとめて次は同じ失敗を繰り返さないように注意してきました。
そのおかげもあってか、成長することができ、
今年は現場の管理役(インチャージ)を任せてもらえるようにもなりました。
昔ダメだった自分を叱ってくれたり、根気よくアドバイスをくれたりした先輩にとても感謝してます。
人は、はじめから全てうまくできるということはありません。仕事を選り好みすることなく、学びの姿勢全開に何事も取り組んでいきましょう☺️
会計士試験に合格したことは終わりでもあり、始まりでもある
監査法人入社後に気をつけるべきことをまとめてきましたが、
会計士試験に合格したこと自体はとても素晴らしいことですごいことです☺️
でも、それは会計士としてのキャリアの終わりではなく、むしろ始まりです。
これからは会計士の見習いとして、社内でいろんな経験を積んでいく必要があります。
そのためにも、今日述べたことに注意しながら、
社内、社外の人と良好な関係を気付いて、業務に励んでいただけたらなと思います☺️
まとめ
謙虚な心持を大切にする
職場での悪口、愚痴はほどほどにする
あまり自分のことを開示しすぎないようにする
学ぶ姿勢を忘れないようにする
クライアントに対する対応もバッチリできるよ!