こんばんは!
今日は、以前投稿した以下の記事の補足となります。
新人会計士にとって、英語ができる必要がない理由を述べてきました。
とは言っても、やはり英語ができると、
・グローバルな働き方が体現できる
・かっこいい、すごい、できるやつに見える
・賞与とか待遇がよくなりそう
みたいなイメージが少なからずあり、どうしても入社時の面接で見栄を張りたくなります笑

しかし、それ結構危険なんです。
今日は、特に英語力に焦点を当て、
・面接でどれくらい英語力をアピールすればいいか気になっている受験生
・英語は苦手だけど、将来のことを考え、グローバルクライアント配属を希望している受験生
を対象に、どうして面接で過剰に英語力をアピールすることが危険なのか投稿していきたいと思います☺️

Tomo
Follow @Tomo19025267 Big4勤務の公認会計士です。 外資系会社の監査を専門としています。 主に監査法人での業務内容について投稿しています。 趣味は、テニス・ダンス・ギターです☺️
入社時の面接で、実力以上に英語ができるとアピールすることの危険性について
もくじ
英語ができることが当たり前にされてしまう
当たり前ですが、面接で身の程以上に英語力をアピールすると、
リクルーターは、

と考えます。
まあ、よほど英語が苦手そうと思われたら、
希望が通らない可能性もあるかもですが、
法人は来るものを拒まずのスタイルなので、
上のような成り行きになると思います。
私も面接で英語力を存分にアピールしたので、真っ先にグローバルクライアントに配属されました笑
その後、いざ現場に出た1年目に、グローバル企業の監査でウォークスルーインタビューをした後、

とすらっと先輩から言われたことがあったのですが、
自分からアピールしていたポイントとはいえ、さすがにびっくりしました。

インタビューの結果を英語に翻訳して調書化する作業は当たり前のように指示されます。
このように、面接で英語力をアピールすると、
高確率で、
英語をたくさん使うクライアントに配属され、
しかも英語ができることが当たり前と考えられます。
だから、もし自分の身の丈以上に見栄を張ってしまうと、後悔することになります。

と思う人がいるかもしれません。
でも、新人のころは、他にも、
・雑務による残業
・補習所の課題研究や考査
・わからないことについての先輩への質問、レビューノート対応
などなど、多くのことを同時にこなしていく必要があります。
とても翻訳作業のためだけに、ゆっくりと残業ができるような余裕はないと思います。

・英語でのウォークスルーインタビュー、およびその調書化
・実証手続全般の調書化
・デリバラブルズの作成
・契約書、開示書類等の理解のための翻訳
繁忙期は地獄 みんな自分のことで手一杯
普段は優しい先輩でも同じ人間です。
繁忙期でタスクでいっぱいになってしまうと、わからないことを聞く時間は限られてきます。
入社時の頃、

という指示を先輩をもらったときに、

と考えていたのですが、いざ自分が指示を出す立場になって、
手取り足取り指導する余裕がほとんどないことに気づき始めました。
監査業務ですら、手取り足取り教えてもらう時間が取れない中で、

なんて漠然とした質問がとてもできるものではありません。
となれば、基本的に翻訳でわからないところは自己解決をしなければなりません。
翻訳が遅いだけで、作業の進捗が悪くなり、
肉体的にも精神的にも削られてしまうこともあります。
そういう意味で、英語が得意ではないのに、
バリバリ英語を使うエンゲージメントの配属を希望することはお勧めできません。
いきなり英語でミーティング、パーティーということもある
英語をよく使うクライアントに配属されると、チームのパートナーが外国人であることは多々あります。
ですので、チーム全体の会議は全て英語が当たり前。
繁忙期を経て、みんなでお疲れ様の飲み会をやる時も、もちろん英語。
私は1年目でまだ職場に馴染めていない頃、
いきなり外国人パートナーの目の前で、
自己紹介をさせられました笑
文章力・読解力だけならまだしも、
英語バリバリのエンゲージメントでは、
このように、スピーキング力まで求められることも多いです。
とは言っても、日常生活での英会話ができれば十分であります☺️ もし英会話の基礎さえできていれば、アピールしていく方がBetterだと思います。
英語学習のツールについては、
【会計士❌趣味】社会人になってから、暇な休日をどう過ごすか?
会計士のように忙しくても大丈夫👌 平日たった10分間でみるみる英語が上達する本📕
でも投稿しておりますので、参考にしてみてください☺️
まとめ
入社時の面接で英語力をアピールすると、高確率で、
英語ができることが当たり前に扱われる
繁忙期にすごく大変
いきなりスピーキングを求められることも
というような状況になります。
ですので、英語力に関しては、ありのままの自分をアピールすることが無難です。