父が娘に語る経済の話。はまるで絵本のようにわかりやすかった

こんばんはー!Tomoです!

約1週間ぶりの更新となりました。いや~最近更新をさぼりがちです。。。

趣味のテニス、ダンスはともに楽しくやっているのですが、実は私、年末にキャリアで大きな通過点ともなる試験を受けなければならず、その勉強に追われてる毎日でもあります笑

プライベートも充実させつつ、かつ勉強しながら、ブログを更新する時間を見つけるのは本当に大変ですね💦

実現できている方は本当にすごいなと思います。

さて、今日は前回に引き続き本紹介のコーナーです!

紹介するのは、こちら!

ててどん!!

  • どんな本?

 読み終わった瞬間に世界の見方が180度変わると絶賛された経済学の本です。

 著者は、ギリシャ経済危機の時代に財務大臣を務め、大幅な債務帳消しの財務政策を発表し、物議をかもした経済学界の権威です。

世界的に発生している格差がどうして生まれたのかを約1万年以上前の歴史から分析するところから論は始まり、そこから今の資本主義社会、市場社会がどのように形作られたのかが順序だてて語られます。

読み終わったころには、現代の資本主義社会がどうして誕生したのかをまざまざと知ることができます。

特徴的な点は、現代人にもわかりやすい言葉、考えで執筆されている点です。

歴史を現代経済に結び付ける類の本では、どうしても専門用語が飛び交い、歴史の知識がないとピンとこないものが多いです。(古典とか分厚い本はすべてそうですよね、、、)

でも、この本は著者が自分の娘が伝え聞かせる形で書かれているので、本当にわかりやすいです。

しかも、具体例が現代の生活や興味深い寓話をもとにしたものが多く、すっと内容が入ってきます。

わかりやすさ。それは例えるならばまるで絵本のよう!!🖼

ガチでタイトル負けしてないです笑

そのため、歴史に疎い私でもすらすらと読み進めることができました😊

今の資本社会がどんな基礎的な考えから成り立っているのか、歴史から楽しく学びたい人にとてもお勧めの書籍です。

  • 面白いと思った点

囲い込みが生んだ現代社会

イギリスは人類史上まれにみる残酷な改革を行った。

農奴を締め出すことで労働と土地を「商品化」したのだ。

どうやって?

土地も道具も持たない人間は。労働力を売って生きていくしかない。

苦役を商品にするというわけだ。

農民は自分たちの持っている労働力を差し出し、取引するしかなかった。

・・・

やがて農奴は領主から土地を借りて、羊毛や作物の管理をし、それらを売り、土地の賃料を払い、働き手たちに賃金を払うようになった。

小規模な事業を経営する起業家のようだった。

事業を開始するには資金が必要だ。農奴たちにはそのお金がなかったので、借金をするしかなかった。

・・・

封建制度の下で貴族階級が支配力を維持できたのは、政治、法律、軍隊のおかげであった。

そのような後ろ盾のない農奴たちは、事業を開始するにあたり、利益を追求するしか生き残る術がなかった。

リソースと顧客と生き残りをかけて誰もが必死に争い始めた

・・・

起業家は際限のない野心で、未来から無限の交換価値をつかみ取り、現在に持ってこようとする。

とはいえ、借金を続けるのは簡単ではない。そこで金融機関の出番となる。

第三章 「利益」と「借金」のウェディングマーチ

イギリスで起きた囲い込み政策→労働力の商品化→借金が発生→利益競争の発生→倒産の発生→中央銀行のマネーサプライ政策の開始と、過去の歴史的政策から現在の資本主義社会への結びつきが明確に語られております。

こうして考えてみると、何世紀もの前の出来事がこうして現代社会につながっていると実感できますね。

この時代から労働力の対価として、お金がもらえるという仕組みがすでに出来上がっていたことにも驚きます!

逆を言えば、過去の残酷な囲い込み政策がなかったならば、資本主義社会はうまれていなかったのかもしれない。

もちろん、昔の人はそんなこと意識していなかっただろうけど、

今生きている時代に行ったことが将来につながっていくかもしれないと考えると、

どこかワクワクしてきますね。

私たちがいま利用している仮想通貨が主流になり、完全なキャッシュレスの時代になる未来も近いのかもしれません笑

夢がひろがります。

銀行の黒魔術

借金がなければ利益は生まれない。利益がなければ余剰は生まれない。

これにもう一つ加えたい。利益と富を生み出すその仕組みが金融危機と破綻をももたらすということを。

第四章 「金融」の黒魔術

これは読んでいて、まさにその通りだなと思ってしまいました。

現代でも、起業するにあたって人はお金を銀行から借りる。

起業するときには、将来成功してお金持ちになるかもしれないし、破綻して倒産するかは全くわからない。

もし、不況の中、事業が失敗してしまったら、当然借金も返せなくなる。

貸したお金を返してもらえない銀行は、顧客の預金の引き出しに即座に応じづらくなる。

そもそも銀行は、実際に保有している現金を人に貸しているわけじゃないですもんね笑

最終的に市場にお金が回らなくなって、経済がますます不況になり、金融危機が発生してしまう。

「銀行って現金をないところからパッと生み出す黒魔術のようなことをやってのける。」

そんな描写も本にありましたが、現代の銀行を正確に表す表現のように思えて、おもしろいなと感じました。

銀行の黒魔術の欠点を補うために、流通する貨幣量を調整する政府がいかに金融危機のストッパーとなっているかがわかりますね笑

昔の人と私たちにも共通する観念があった!?

なぜアボリジニがイギリスを侵略しなかったのか?

すべては「余剰」から始まった。

・・・

アボリジニが音楽や神話といった素晴らしい文化を発達させたことは知っているだろう。彼らの文化は他人を攻撃するためのものではなかった。だからいくら文化が発達していても、武器や細菌から自分たちを守ることができなかった。

逆に、気候に恵まれていないイギリスでは、大量に余剰をためないと生きていけなかった。航海技術や生物兵器も、余剰から生み出された。そうやって、はるばるやってきたイギリス人に、アボリジニがかなうはずはなかった。

第一章 なぜ、こんなに「格差」があるのか

文明の発達の差によって、格差が生まれたという考えは誰もがイメージできると思います。

でも、著者は、格差のおおもとは「余剰」であると、さらに一歩踏み込んだ分析をしていることにハッとさせられました。

確かに、「余剰」があると現状に満足してしまい、破壊的イノベーションがもたらされづらくなってしまう。

逆に「余剰」がないと、その問題を打開しようと、破壊的イノベーションがもたらされやすくなる。

現代でも、「余裕がありすぎて、逆に成長が出来なかった。」

逆に余裕がない時の方が、「いろいろなアイデアや解決策に頭をひねり、結果的に成長した。」

みたいなことありますよね。

私は仕事場での自分の姿に描写を重ねてしまいました笑

(この投稿に似たところがあるなと思いました笑👇)

なんか、こう見てみると、昔の人と私たちの心持ちに共通するものがあるのかもと思えてきますよね。

この書籍を読むまでは、考えてもみなかったことでしたが、一度考えてみるとすごく共感できる説だなと思いました(⌒∇⌒)

経験価値と交換価値

世の中には経験価値交換価値があり、両者は対極にある。

それなのに、今時はどんなものにも値段が付くと思われている。

世の中すべてが交換価値で測れると思われているのだ。

・・・

世界はカネで回っている。おカネは目標をかなえるための大切なツールかもしれない。

でも昔はおカネ自体が目的になっていなかった

封建時代の領主は、幾らカネを積まれても、自分の城を売るなんて考えもしなかった。

城を売るなど不道徳で、不名誉なことだと考えただろう。

やむをえず売り払わなければならないとしたら、それを屈辱的で人の道にもとることだと感じたに違いない。

第二章 市場社会の誕生

筆者は、交換価値(何か行い、その対価として受け取るモノやお金、褒美)で物事を測る動きが浸透して、それがいまの資本主義社会に通じているといいます。

それに伴い、経験価値(その物事自体に見出す価値)を求めて生きる人は少なくなってきたといいます。

例えば、皆さんがある休日、街に出かけたとします。

すると、駅の近くで。

「献血にご協力お願いします!」

と声をかけている人がいます。

どうやら重い病気に悩む患者さんのための血液を必要としているようです。

このような場面に遭遇した場合、どうしますか。

おそらく大半の人が、気付かなかった、もしくは忙しいふりをして通り過ぎるかと思います。

では、なぜ協力してあげないのか。

とても卑しい話にはなりますが、注射針を刺されていたい思いをしてまで、見返りなしに血を取られたくないからだと思います。

だから、もし献血をすることで大金がもらえるとなれば、もっと多くの人が協力すると思います。

つまり、大半の人が交換価値で物事を測っている。

逆になぜ一部の親切な人は、見返りなしに献血に協力するのか?

それは献血することによって、一人でもたくさんの命を助けたいと心から思うからだと思います。

これが経験価値というものです。

悲しいかな、現代の資本主義社会に生きていると、ほとんどすべての商品が貨幣を軸にして図られるため、

お金こそがすべて! 金さえあれば生きていける!という考えを持ちがちです。

実際に恥ずかしながら私もそうです笑

毎朝眠い目をこすりながら、出社をして、定時までさぼらずに仕事を頑張っているのはなぜか??

そもそも一生遊んで暮らしていた方が楽しいだろうに、人生の半分以上を労働に費やすのはなぜか??

生きていくためにはお金が必要であるからです!笑

逆を言えば、お金をたくさん持っていれば、たくさん物が買えるし、自由な生活ができる。

だから、職場でたとえ嫌なことがあったとしても、お金のためならと働き続ける人が多い😢

真に勤めている会社の成長に貢献したいサラリーマン。

投資してくれている株主に、業績を少しでも上げて、配当で還元してあげたい!という経営者。

そういう方々は、一握りなのではないかと思います、、、(違っていたらすみません😢)

だからこそ、この本の一節は、心の奥深くでとても響くものがありました。

古代の人類は、経験価値、君主に認められたいがためだけに尽力し、時には死をもいとわなかった。

もちろん褒章など顧みずにです。

現代では忘れかけられているものですが、決して忘れてはならない価値だと思います。

経済に限らず物事に意見を持つことの大切さ

支配者たちはどうやって自分たちのいいように余剰を手に入れながら、庶民に反乱を起こさせずに、権力を維持していたのか?

私の答えは、「支配者だけが国を支配する権利を持っていると、庶民に固く信じさせればいい」だった。

・・・

産業革命を可能にした科学の出現により、宗教はあくまで信仰であることが明らかになった。支配者には、自分たちの正当性を裏付けてくれる新しい筋書きが必要になった。それが、新しい現代の宗教「経済学」だ。

「経済学は複雑で退屈すぎる。専門家に任せておいた方がいい。」

だが、経済のような大切なことを経済学者に任せておいてはいけないのだ。

・・・


エピローグ 進み方向を見つける「思考実験」より

これは私も含め、若者が常に意識しなければならないことだと思いましたね。

日本は平和で、社会のことや政治のことを詳しく知らなくても生きていけてしまう節が多くあります。

私は経済学を専攻しておりましたが、実際に生きていくうえで経済学をバリバリ使っているか?と問われるとはっきりYesということはできません笑

でも、知らないことが多すぎると、自分の意見が持てず、人の意見に振り回されてしまう。

知らないことはついニュースで専門家が発言していることをうのみにして、何も考えずにそうだと思い込んでしまうことが多い。

知識人は、発言するだけでどこか正しいことを言っているかのように見えてしまうことがあります。

これでは、著者が言うように、人の意見に振り回されてしまい、昔でいう(宗教で支配者だけが権力を持っている)と信じこまされていることと同じなのかもしれません。

無知の知を意識して、知らないことであっても、少しでも自分なりの意見を持って今を生きていかないといけないですね笑

長々と感想を書いてきましたが、今日紹介したこの本はとても勉強になりました。

資本主義社会の全貌を知れたことはもちろん、意識改革にもつながりました(⌒∇⌒)

先日都知事選もありましたが、

投票に行かないことは世の中をすべて人任せにしていることかもしれないと思いなおすきっかけになりました笑

これからは投票にも積極的に足を運ばないとですね笑

それでは今日はここまでです!

See you next time!!☺

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